広島経済レポートへの掲載
petapeta-art®︎代表のやまざきです。
広島の経済情報誌「広島経済レポート」1月23日号のホープ欄に掲載していただきました。
新聞や雑誌の取材では、事業概要を中心に質問をされることが多いのですが、今回はちょっと違った切り口から記事にしていただきました。
記事でも触れられているように、私には人様に誇れるようなキャリアがありません。
むしろ一般的なキャリア形成の舞台からは零れ落ちてしまった人なわけでして、加えて、特段何か秀でた才能を持ち合わせているわけでもありません。
私は一生真っ当な仕事に就けないのではないか、と考えたことが何度もあります。
キャリア形成で躓いた私は、その後の育児でも躓きました。
愛おしいはずのわが子との育児にストレスを感じてしまう。
世の中の理想的な母親像とは似ても似つかない自分がいる。
輝かしいキャリアを持つ女性にも、優しくて母性あふれる母親にもなれない自分。
人生を分かりやすいレールに例えた時、いつもそのレールにうまく乗り切ることができない、路傍にはじき出されてしまう自分。
そんな自分をとても空虚な存在のように感じました。
ただ、そんな私にだからこそ、できることもあるのではないだろうか。
マイナスからの反転、とでも言えばいいのでしょうか。
そんな想いもまた petapeta-art の原点の一つだったように思います。
今、目の前にある育児。
楽しい事ばかりではないけれど、やっぱりかわいくて愛おしい子供達。
私ですらそう感じるのだから、私以外のお母さんはもっともっと愛に溢れているに違いない。
そうであるならば、ストレスを感じてしまいがちな育児を、少しでも楽しいものにすることはできないか。
今目の前にある日々に少し彩りをプラスして、いつもより今日は楽しかったな、また明日も頑張ろう。
そう感じてもらうことはできないか。
petapeta-artの原点です。
相変わらず今の私は人様に誇れるようなものは何も持ち合わせていません。
ただ、今までの人生が無駄だったとも思っていません。
その時々に学んだ知識や積み重ねた経験はもちろん、その時々に感じた喜びや悲しみ、それらが組み合さって今の私が出来上がっています。
そんな私だからこそ、できることもあるんじゃないか。
いや、そんな私だからこそ、できることを積み重ねていきたい。
今も昔もその想いに突き動かされて仕事をしているのだと思います。
今回の取材は改めてそんな原点を振り返ることのできた時間でした。
ありがとうございました。